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『☯治病求本☯』つぶやき
UPDATE : 2022. 5. 31
治病求本とは病を起こした本当の原因を探し当てて治療することをいいます。
例えば腰痛で来院したコの脉を診ると冷えの脉が出ている、とすればまず体を温めるツボを使い、温裏作用のある食材や漢方を摂取してもらいます。
とは言え、まず表に現れている症状がエマージェンシーなケースも多々あります。
例えば椎間板ヘルニアで後半身に力が入らない状態が続いている、気管虚脱等で息が苦しい、痴呆で夜鳴きや頭を上下に揺らしたり、前庭疾患で目が揺れてしまう眼振があったり・・・
共通してよくみられるのが肩から首にかけての筋肉が硬結していることです。
‘気’通常は上へ上へといく性格です。
その上がりきってしまった‘気’を下す施術の前に肩の硬結を取ってあげると、途端に表情が明るくなります❕
ヒトでも肩こりから頭痛やめまい、吐き気を催すことがありますよね⁉
首回りが楽になるとそれだけでも、4つ足の子たちは頭が上がり、自然と後半身に体重がかけられるようになります。
‟急則治其標”すなわち急性症状には、まず現れている症状を治療し、改善した後に本を治療することをいいます。
その際によく使うのが阿是穴。
阿是穴の阿是とは、中国語の「阿・是」で、「ああ、そこそこ」というような意味で押されて気持ちがいい場所「そこだそこだ」と言っていたことに由来しています。
もちろん、正穴や奇穴も使いますが、阿是穴もお灸と鍼・指鍼・小児鍼・推拿で改善に導きます。
このように目に見えているものと今現在本当に必要なものとが違ったりします。
いろんな検査も必要な時もありますが、本人(犬・猫)が訴えてることが何か!が重要なのでは⁉
最近感じた‘つぶやき’でした😊