CT検査について
BRIVO CT385 St(GE healthcare)
いままで使用していたCT装置に変わり、最新の16列CT装置を新たに導入し、より高速で、高画質な、最小0.625㎜スライス撮影が可能となりました。
また、3-D画像構築ワークステーションも新規に導入し、診断・解析の強化を図りました。
この装置は、従来のCTに比べ撮影時間が大幅に短縮され、放射線による被爆量を低減できるため、安心して検査をお受けいただけます。
しかも、より精密で高画質・広範囲な撮影が可能となり、立体画像用ワークステーションとの連携により、誰でもが容易に理解できる立体画像として見ることができるので、臓器をあらゆる方向や角度、また小さな部位の細かいところまでハッキリと手に取るように見ることができます。
CT検査のメリット
- 診断精度の向上により、病気を早期発見することができる。
- 治療として手術が適用される病気か否かを、より明確に判断できる。
- 3D画像をもとに手術前に綿密なシュミレーションを行なうことできるため、手術開始後に想定外の事態に遭遇することが少なくなり、手術時間を短縮することができる。
- 3D画像を用いて、ご家族に病気の状況を分かりやすく説明することができる。
CT検査をした方がいいケース
- 腹腔内(お腹の中)に異常があるとき
- 腫瘍の転移がないかを確認したいとき
- 口の中にしこりが見つかったとき
- 慢性的な鼻炎や鼻血が見られるとき
- 急に後肢(後ろ足)が麻痺して動かなくなったとき
- 骨折部位の詳細な画像撮影を確認したいとき
CT検査について
実際の撮影にかかる時間は数分ですが、人とは異なり動物は短時間の全身麻酔が必要です。検査中は最新のモニター機器により動物の状態を監視しています。
検査部位によって単純CT撮影/造影CT撮影(血管・脊椎)が行われます。詳しくは担当医とご相談ください。
CT検査は動物の状態を理解するための検査方法ですので、撮影後に病気が治るわけではありません。
動物は残念ながら人とは異なり、自らの不調を言葉にして表現することができません。
実際に何らかの症状を呈している場合には、病気はかなり進行している状況にあります。
早期にCT検査を受けることで病気の早期発見、早期治療に役立てることができます。