症例Report
『上腕骨顆外側面の斜骨折』
:2015. 7. 11
:西川
症例
上腕骨顆外側面の斜骨折 メインクーン 2ヶ月齢
稟告
3階から落下して左前肢を着けなくなった。
レントゲン検査およびCT検査
治療
今回の骨折は、患畜が若齢でかつ小さかったため、さらに関節内骨折で成長版を巻き込んだSalter-Harris分類のType4に属するものでしたので、慎重に手術を行いました。成長版を傷害されてしまうと骨の成長ができなくなり、肢の長さが変わってしまい歩行障害を起こしてしまうからです。成長板にかからないように注意し骨ねじとピンにより整復しました。そして1か月後、骨の癒合を確認してから骨ねじのみを抜去しました。
経過
肢の障害などは残らず、順調に経過しております。