症例Report
『全臼歯抜歯』
:2015. 2. 5
:平塚
症例
口内炎、歯肉炎に対する全臼歯抜歯 <MIX猫 2才 避妊メス>
稟告
流涎および食欲低下を主訴に来院
術前検査
鎮静下にて口腔内の状態を確認。臼歯への歯石の中程度沈着及び、歯肉炎と歯肉の軽度腫脹を認めました。
[口腔内写真]
上顎臼歯にて歯石の沈着及び歯肉の腫脹が見られます
治療
口の痛みに起因する流涎や食欲不振に対し、当初鎮痛剤や抗炎症薬を使用して治療を行っていましたが、繰り返し症状が発現してしまったため、根本治療を目指し全臼歯抜歯を実施しました。
[術後写真]
その後
術後、流涎や食欲不振などの症状は落ち着き、食事も問題なく普段通りの生活を送っています。もし症状が再度発現するようであれば残った切歯や犬歯も抜歯する必要が出るかもしれませんが、今のところ良好に推移しています。