症例Report
『胃内異物 CT撮影』
:2017. 1. 10
:佐藤
症例
胃内異物 <パピヨン 2歳 去勢オス>
稟告
元気および食欲の低下、嘔吐
レントゲン造影検査
胃内に造影剤の浸透しない領域を認めた。
[レントゲン写真:バリウム投与5分後]
CT検査
レントゲンバリウム検査では、閉塞所見は認められなかったため、CT検査を実施した。胃内に異物の塊を認めた。
[CT検査画像]
治療
胃切開において胃内と、一部十二指腸に流れかけていた異物を摘出した。幼少期よりイタズラや遊びでかじっていた線維や自身の毛の集合体が異物の正体であった。巨大化したことで症状が現れたと思われた。
[異物摘出の瞬間]
その後
消化器症状はすっかり改善し、元気に生活を送っている。今後は線維を摂取しないように気をつけていく予定である。