症例Report
『膀胱腫瘤・結石』
:2017. 4. 22
:山本
症例
膀胱腫瘤・結石 <トイプードル 8歳 避妊雌>
稟告
頻尿と血尿症状にて他院で治療していたが、超音波検査にて膀胱腫瘤の存在を指摘され、精査を希望とのことで来院。
超音波検査
膀胱の頭腹側に1cm大の腫瘤を認めたほか、内部に1.5cm大の結石を確認した。
治療
膀胱腫瘤は今後更に拡大してくるようであると切除が難しくなるため、結石と同時に摘出することにした。
摘出した腫瘤と結石
中央に見られる膀胱腫瘤
結石
その後の経過
膀胱を一部切除したため当初は頻尿傾向になりましたが、時間が経つにつれその症状も改善しました。摘出した腫瘤は移行上皮乳頭腫という良性腫瘍であり、切除状態も良好であったため今後については経過観察としました。結石については分析の結果シュウ酸カルシウム結石であったため、こちらも今後再発がないか定期的にチェックして行く予定です。