検査機器
全自動血球計数器 日本光電 Celltacα
赤血球や白血球、血小板の数や容積など、血液成分の検査を自動的に行う機器です。血液成分を測定することにより、貧血、脱水、炎症の有無などの評価の他、血液成分の異常を伴う疾患の診断に役立ちます。
血液生化学検査器 FUJIFILM DRI-CHEM7000V Z
微量の血液サンプルを用いて血液内の化学物質を院内で迅速に測定する検査機器です。5検体を平行して検査可能なため、従来よりもお待たせすること無く検査結果を出すことができます。体内の代謝物質、酵素に加え、電解質や犬の炎症マーカーであるCRPなど、20項目以上を測定することが可能で、肝臓、腎臓、膵臓など諸蔵器の機能の評価などに用いられます。
血液凝固分析装置 WAKO COAG2NV
動物の止血異常を調べる検査機器です。人を含め動物は出血を起こさない為に様々な止血機能を備えています。手術の前に先天性の止血異常や二次止血機構に異常がないか確認しておくことで、手術時の合併症の発生を減らす助けになります。また、全身性の重篤な疾患(腫瘍、子宮蓄膿症、熱中症、敗血症など)により播種性血管ない凝固(DIC)が生じていないかの確認や、中毒により止血異常が生じていないかを確認する為に用います。
血液生化学検査器 IDEX Vet Test8008
血液中の化学物質を測定する検査機器です。体内の代謝物質や酵素、ミネラルなど、約20種類の検査項目が測定可能です。肝臓や腎臓、膵臓などの内蔵機能の評価等に使用されます。
電解質測定器 FUJIFILM DRI-CHEM800V
血液中の電解質(ナトリウムやカリウムなどのミネラル類)の濃度を測定し、電解質のバランスの崩れの有無を評価します。このバランスが崩れると命を脅かす危険もあるため重要な検査といえます。
急性炎症性蛋白(CRP)測定器 Arrows Laser CRP-2
CRPは体内に何らかの炎症がある際に増加する物質です。一般的な炎症の指標である白血球数よりも特異的で感度が高いため、特に犬において炎症の有無を判定するのに有用な機器です。
顕微鏡 OLYMPUS BX41
幅広く活躍する検査用生物顕微鏡です。尿検査、糞便検査はもちろん、皮膚科領域でも細菌、真菌感染の評価、被毛の皮膚の細胞の状態の確認をするなど重要な役割を担います。また、器械では判断出来ない血液のスライド塗抹標本での細胞の評価、腫瘍の可能性を判断したりする細胞診検査など動物病院ではなくてはならない検査機器です。
血圧測定器 pet MAP
腎疾患や循環器(心臓)疾患では重要な血圧測定。人医療では日常的に行われる検査ですが、動物医療では緊張や興奮で正確な血圧測定が困難なこともありました。当院では動物用血圧計を用いることで少ないストレスの中で、高血圧の診断や麻酔時の血圧維持が可能になっています。
スリットランプ KOWA SL-17
スリットランプは別名細隙灯(さいげきとう)顕微鏡といい、眼科検査で用いる器械です。眼を10〜16倍まで拡大して観察したり、細隙灯(細い光)を当てることで角膜の傷の深さや前眼房の炎症の有無、白内障を代表とする水晶体の疾患の評価が可能です。
眼圧測定器 M.E.Technica TONOVET
小動物専用の手持眼圧計です。ぶどう膜炎や緑内障の診断に眼圧測定は欠かせません。ソフトに接触するため点眼麻酔の必要もなく、数秒で測定が終わるので、動物に負担のかからない検査が可能です。動物の眼(角膜)に触れる部位は使い捨てなので清潔に保てます。
モニター フクダME AM130 typeF
より安全に手術などができるように、動物の生体情報を監視するモニターです。心電図や心拍数、血中酸素飽和度の他、換気量(動物用では初)などをリアルタイムに表示し、体の状態の時系列的な把握に役立ちます。